家具の移動、引越し

まとめ!引越し時のタンスの分解・運び方・入らない場合の対処法

引越しの際に婚礼ダンスや洋服タンスなど大きなタンスがあると、エレベーター・玄関・階段から入らない場合があったりするので、何かと大変です。

タンスの大きさによっては、そのままでは搬出・搬入が出来ないので分解・解体をしてから新居で組み立てをする場合もあります。

もしタンスが大きくて、エレベーター・玄関・階段から入らなかった場合、どのような対処方法があるのでしょうか?

タンスの分解や組み立ては、引越し業者の方でしてもらえるのでしょうか?

自力でタンスを運ぶ場合は、コツなどあるのでしょうか?

このページでは、引越し時のタンスの分解・運び方・入らない場合の対処法を詳しく紹介します。

目次

種類別!分解・解体が必要なタンスは?

タンスには、ワンピースやスーツなどを収納する洋服タンス、結婚の際に購入する大きな婚礼タンス、セーターやシャツなどを収納する整理タンス(ローチェスト、ハイチェスト)、着物を収納する和ダンスや桐箪笥など種類は、様々ですし、大きさも様々です。

横幅も70cmくらいのタンスもあれば、140cmくらいあるタンスもありますし、高さも80cmくらいのタンスもあれば、200cmくらいある大きなタンスもあります。

また、上段と下段に簡単に分解できるタンスもあれば、専門家でないと簡単に解体できにくいタンスもあります。

タンスの種類によっては、玄関や階段から入らないので、分解・解体や組み立てが必要になるタンスもあります。

引越しの際に分解・解体が必要なタンスについて詳しく知りたい。

ここでは、引越しの際に分解・解体が必要になるタンスや必要にならないタンスを紹介していきますね。

婚礼タンス

参照:Rakuten

婚礼タンスは、結婚の際に購入する和タンス、整理タンス、洋服タンスが3セットとなって昭和時代の結婚当初は、よく購入されていました。

引越しの際には、必ずといってこのままでは搬出・搬入が出来ないので、分解・解体をしてから引越しをするタンスの代表です。

当サイトの管理人も実家の母親が所有していた婚礼タンスの搬出に苦労した経験があります。

洋服タンス(ワードローブ)

参照:ニトリ

幅79.5㎝×奥行き58㎝×高さ185㎝=3辺合計長さは322.5㎝、重量は58㎏の洋服タンス(ワードローブ)です。

幅も高さもあるので、エレベーター・玄関・階段からは入らないので、引越しの際は、分解・解体をしてから搬出・搬入をします。

上段と下段に簡単に分解できる洋服タンスもあれば、扉などを細かく解体をする必要がある洋服タンスもあります。

和タンス、桐箪笥

参照:Rakuten

幅99㎝×奥行き44㎝×高さ114㎝=3辺合計長さは257㎝、重量は28kgの桐箪笥です。

このままの状態ですと、玄関・階段・エレベーターから入らない場合もあるので、場合によっては、分解をしてから引越しをします。

上記画像の桐箪笥であれば、上段と下段に簡単に分解出来ます。

整理タンス(ローチェスト)

参照:Rakuten

幅120㎝×奥行き43㎝×高さ76㎝=3辺合計長さは236㎝、重量は52㎏のコンパクトな整理タンス(ローチェスト)です。

整理タンスの引き出しを全て取り出すことで軽量化すれば、分解・解体しなくても引越しが出来る可能性があります。

ただし横幅があるので、横幅の長い辺を立てた状態で持ち運ぶことになるでしょう。

タワーチェスト、ハイチェスト

参照:Rakuten

幅59.7㎝×奥行き43㎝×高さ179㎝=3辺合計長さは281.7㎝のタワーチェスト・ハイチェストです。

高さがあるので、このままでは階段・エレベーターなどから入らない可能性があるので、分解・解体をしてから引越しをします。

上段と下段に簡単に分解できるタワーチェストもあれば、細かく解体する必要性があるタワーチェストもあります。

タンスの確認事項

大丈夫と思っていたタンスがいざ引越しの際に入らなくて困ってしまうケースがあります。

大きいタンスになるほど、注意が必要だね。

引越しの日にタンスが「玄関から入らない」「エレベーターに入らない」「階段から入らない」「廊下の曲り角を通れない」という事が起こらない為にもタンスが新居に入るか?引越しを機に新しく購入するタンスが新居の2階の部屋に入るか?タンスのサイズの確認をきちんとしておく事が大切です。

タンスのサイズの確認ポイント

タンスのサイズを測る際は、横幅、高さ、奥行を測るようにしましょう。

またタンスの搬出・搬入の際にタンスを立てて回転させる可能性もあるので、タンスの斜めの長さも測っておくようにしましょう。

タンスが上段と下段に分解出来るのか?確認をしておく

高さがあるタンスの場合、上の段と下の段で上下に分解できるように設計されているタンスが多くあります。

上段と下段に分解するのは、比較的容易に出来ますし、上下に分解することでエレベーター・玄関・階段などを通ることが出来ます。

高さがあるタンスの中には上下に分解できないタンスもあるので、上下に分解できるタンスかどうか?を確認をきちんとしておきましょう。

タンスのチェックポイント

タンスの横幅・奥行・高さ・斜めの長さを計測する

タンスが上段と下段で分解出来るか確認する

エレベーターの確認事項

低層マンションによくある定員4名や定員6名の小型のエレベーターの場合、分解や解体しないままだとタンスが入らない場合があります。

タンスがエレベーターから入らないケース

小さいエレベーターの場合は、扉の高さが低い場合があるので、高さがあるタンスを斜めにして入れる必要がありますが、エレベーターの奥行が狭くて、タンスを斜めにすると、はみ出てしまって入らないケースがあります。

エレベーターのサイズのチェックポイント

タンスをエレベーターから搬出・搬入する場合は、エレベーターの入口の高さ、横幅のサイズを確認しておきましょう。

エレベーターの内部の高さ、内部の横幅、内部の奥行のサイズもきちんと確認をしておきましょう。

4人乗りの小さなエレベーターの場合は、内部の奥行が狭くてタンスが入らないケースもあります。

エレベーターのサイズのチェックポイント

エレベーターの入口の幅・高さ

エレベーター内部の幅・奥行・高さ

玄関の確認事項

一戸建ての玄関の場合は、タンスが入らないケースは、あまりないですが、集合住宅になると、タンスが入らないケースがあるので、確認が必要です。

タンスが玄関から入らないケース

タンスが玄関から入らない・通らないというケースも意外とあります。

集合住宅の場合は、上記画像のように玄関前の共有部分の廊下の横幅が狭い場合にタンスが入らないケースがあります。

タンスが玄関から入らないいくつかのケースを紹介していきましょう。

玄関が片開きでタンスが入らない

集合住宅では、扉が片開きで90度しか開かない玄関がまれにあります。

横幅、奥行が大きめのタンスを玄関の前に置くと、扉を開ける事ができなので、タンスが通れないケースがあります。

玄関のドアノブが邪魔でタンスが入らない

集合住宅の玄関の扉を開けると、ドアノブの部分が邪魔をして玄関前の共有スペースをタンスが通れなくなるケースがあります。

玄関前の廊下の幅や玄関を入ってからの幅が狭くてタンスが通れない

マンションやアパートでよくあるのは、玄関前の共有スペースの幅が狭くて、タンスが回転するスペースがなくて入れないケースがあります。

玄関のドアのサイズだけでなく、玄関前の共有廊下のサイズのチェックも大切だったんだね!

玄関のサイズのチェックポイント

マンションの場合は、玄関前の共有廊下の幅と天井までの高さも計測するようにしましょう。

玄関ドアに関しては、高さと横幅を計測します。

ドアの横幅に関しては、ドアを開いた際のドアノブの出っ張り分を差し引いた横幅を測るようにしましょう。

あとは、玄関の横幅(ドアノブを考慮する)と天井までの高さと玄関の奥行も計測しておきます。

玄関の奥行を計測して、玄関でタンスが回転しやすいかどうか?も把握しておきましょう。

玄関のサイズのチェックポイント

共有廊下の幅・高さ(マンションの場合)

玄関ドアの幅・高さ

玄関の幅・天井までの高さ・奥行

階段の確認事項

集合住宅の階段や一戸建ての階段を通ってタンスを搬出・搬入する場合は、階段のサイズの確認もしておきましょう。

分解出来ないタンスの場合、階段から入らないケースが多いのでよく確認をしておきましょう。

タンスの搬入・搬出で一番の難所は階段かもね。

タンスが階段から入らないケース

引越しの際に2階の部屋へタンスを搬入する場合やメゾネットタイプの2階の部屋にタンスを搬入する場合、階段から入らないケースが多くあります。

一戸建てやメゾネットタイプの集合住宅の階段には、コの字の踊り場の部分があったり、L字に折れ曲がっている部分があったりします。

コの字の踊り場の部分やL字に折れ曲がっている部分でタンスが方向転換出来なくて、階段から入らないケースはよくある事です。

ここでは、タンスが階段から入らないケースを紹介しましょう。

階段の天井が低くてタンスが入らない

階段前の踊り場のスペースが狭くて、かつ階段の天井が低く設計されている一戸建てや集合住宅の階段では、分解できない高さがあるタンスが階段面に合わせて倒そうとすると、天井に当たるので、入らないケースがあります。

階段の踊り場でタンスが入らない

コの字に折れ曲がっている階段の踊り場部分のスペースが狭かったり、天井部分が低い場合は、タンスを回転させようとすると、階段に当たってしまうので、入らないケースがあります。

階段のL字の折れ曲がっている部分でタンスが入らない

階段のL字に折れ曲がっている部分の天井が低かったり、階段の幅が狭い場合は、大きなタンスを回転させようとすると、階段に当たってしまうので、入らないケースがあります。

階段のサイズのチェックポイント

階段のサイズのチェックポイントは、まず階段の登り口の横幅、奥行、天井までの高さを計測します。

特にメゾネットタイプの集合住宅の場合、階段の登り口の奥行が狭くてタンスが入らない場合があります。

階段部分では、手すりを差し引いた階段の横幅と天井までの高さを計測します。

コの字の踊り場部分に関しては、踊り場の横幅、奥行、天井までの高さを計測します。

L字に折れ曲がっている階段の場合は、L字部分の横幅、奥行、天井までの高さを測ります。

階段のサイズのチェックポイント

階段登り口の幅・奥行・天井までの高さ

階段の手すりを差し引いた幅・天井までの高さ

踊り場の横幅・奥行・天井までの高さ

L部分の横幅・奥行・天井までの高さ

室内廊下・部屋の入口の確認事項

引越しの際は、室内廊下を通ってタンスの搬出・搬入をする事が多くなります。

またタンスを置く部屋の入口のドアを通って搬出・搬入する事も多くなります。

室内廊下や部屋のドアの入り口の状況をチェックすることも大切です。

タンスが室内廊下・部屋のドアの入り口から入らないケース

室内廊下が曲がっていて狭い場合や部屋のドアの入り口前後が狭い場合、タンスが通れる十分なスペースが無くて、タンスが入らないケースがあります。

ここでは、タンスが室内廊下、部屋の入口のドアから入らないケースを紹介しましょう。

廊下の曲がり角でタンスが入らない

室内廊下の曲り角のスペースが狭くて、大きいタンスが回転出来なくて入らない場合があります。

タンスを立てた状態にしても、横に倒した状態にしても、廊下の幅が狭い場合は、通れなくなる事があります。

部屋の前の廊下の幅が狭くてタンスが入らない

部屋の前の廊下の幅が狭くてタンスが回転出来なくて入らないケースがあります。

他にも部屋の入口の幅が狭かったり、ドアノブが邪魔をしてタンスが入らないケースもあります。

室内廊下・部屋の入口のサイズのチェックポイント

室内廊下、部屋の入口のサイズのチェックポイントは、まずは、廊下の曲り角の横幅と奥行を計測します。

タンスの搬出・搬入経路になる廊下の横幅や天井までの高さも忘れずに計測しましょう。

タンスを置く予定の部屋のドアの横幅、高さの計測も行います。

また、部屋の入口部分にドアノブなどのようなちょっとした障害物がある場合は、障害物周辺に関してもタンスを搬入できるスペースが十分にあるか?きちんと計測をしておきましょう。

室内廊下・部屋の入口のサイズのチェックポイント

室内廊下の幅・天井までの高さ

廊下の曲り角の幅・奥行

部屋の入口の幅・高さ

引越しの際にタンスの分解・解体が必要になるケース

タンスの種類によっては、上段と下段に簡単に分解出来るタンスもあれば、上段と下段に分解出来ることが出来ないタンスもあります。

洋服タンス(ワードローブ)のように高さがあるももの、上下に分解出来ないので、引越しの際に一度解体をしてから引越しをする必要があるタンスもあります。

ですが、高さがあって解体の必要性があるタンスであっても一度、解体をしてから再度、組み立てが出来るタンスもあれば、一度、組み立てたら、再度、組み立てをすることが出来ないタンスもあります。

i色んな種類のタンスがあるからややこしいね。引越しの時は、タンスは、やっぱり分解や解体は必要なの?

タンスの分解・解体が必要かどうかは、ケースバイケースです。

ここでは、タンスの分解・解体がどのようなケースが必要でどのようなケースが必要ないか?を紹介していきます。

高さがあって上段と下段に分解可能なタンスは、分解する

参照:Yahoo!ショッピング

上記画像のような収納タンス(ワードローブ)は、幅59.7×奥行53×高さ180(cm)と高さがあるので、そのままの状態では、廊下や階段を通れないので、上段と下段に分解をしてから引越しをします。

上段と下段の接続面は、木ダボと連結補助器具で固定している程度なので、簡単に上下に分解出来ます。

何度でも分解・解体・組み立てが出来るユニット式のタンスは分解する

参照:dinos

上記画像のように何度でも簡単に分解・解体・組み立てが簡単に出来る組み合わせも自由に出来るユニット式のタンスの場合もそのままの状態だと高さや横幅があるので、階段や玄関から入らない事があります。

ユニット式のタンスやクローゼット、ワードローブなども木ダボやネジで固定している程度なので、簡単に分解・解体が出来ます。

ですので、引越しの際は、分解・解体をしてコンパクトにしてから搬出・搬入をします。

ニトリの組み立て式のタンスの解体・分解について

参照:ニトリ

ニトリの組み立て式のタンスには、一度、分解や解体をしてしまったら再度、組み立てが出来ないタンスがありますし、再度、組み立てが出来るタンスもあります。

ニトリのタンスの場合は、ほとんどの場合が解体をしてから再度、組み立てが出来る事が多いので、サイズが大きいタンスの場合は、分解・解体をしてから引越しをします。

ただし、ニトリの高さのある組み立て式タンスの中でも接続部品として木ダボを使って接着材で固定している場合は、一度、解体してしまうと、再度、組み立てをすることが出来ないので注意が必要です。

また、接続部分がN-CLiCKという接続部品が使われているチェストの場合も組み立てをしてから、解体をしてしまうと、再度、組み立てをする事が出来ません。

ニトリの大きなタンスで解体・分解をしないと玄関や階段を通れない場合は、解体・分解が出来るタイプのタンスかどうか?を取扱説明書などを確認して、事前に調べておきましょう。

それから引越しの見積もりの際にもニトリの組み立て式タンスがある事を事前に伝えておきましょう。

IKEAの組み立て式タンスの分解・解体について

参照:IKEA

IKEAの組み立て式のタンス、ワードロープは、一枚一枚の板をつなぎ合わせて、出来上がると高さが200cmくらいになるので、引越しをする場合は、一度、解体をする必要性が出てきます。

上記画像のようなワードローブの場合、上下に簡単に分解をする事は出来ないので、組立前の状態にまで解体をしてから引越しをする必要があります。

IKEAのタンスは、組み立ての際に接着材は使用しないので、解体をすることは可能です。

参照:IKEA

IKEAのタンスの場合は、上記画像のカムロックネジという種類のネジがよく使われています。

カムロックネジは、上手に取り外していくと、タンスやワードローブを分解していくことが出来ます。

ですが、うまく取り外しが出来なかった場合は、ネジの穴が緩んでしまって、再度、組み立てた際に強度が弱くなる場合があります。

このような理由から、引越し業者は、IKEAのタンスの引越しを嫌がって断る場合があります。

IKEAのタンスの場合は、引越し業者に解体・組み立てを依頼しても、一部の引越し業者を除いて、対応してもらえないケースが多くなります。

IKEAのタンスの引越しは、何かと大変なんだね。

自力でIKEAのタンスを解体した場合、引越し業者の方でIKEAの解体したタンスの運搬には対応してもらえますが、引越し先で組み立てた際に強度が弱くなっていたとしても補償はしてもらえないケースが多いです。

他にもIKEAのチェストでは、組立部品に木ネジを使われている事も多く、木ネジの場合は、一度、取り外してしまうと、ネジ穴が広がってしまって、再度、組み立てた際に強度が弱くなってしまう場合があるので、解体するのは、あまりオススメ出来ません。

どうしてもIKEAのタンスを分解・解体して引越し先に持っていきたい場合は、説明書をよく確認した上で分解・解体をしましょう。

memo

引越し業者によっては、IKEAのタンスの運搬を断る業者もあるので、引越しの際には、事前にIKEAのタンスがある旨を伝えるようにしましょう。

引越し時にタンスの分解・解体が必要になるケース

高さがあって上段と下段に分解可能なタンスは、分解する

何度でも分解・解体・組み立てが出来るユニット式のタンスは分解する

ニトリのタンスは、分解・解体後に再組み立てが可能なケースが多い

ニトリのN-CLiCKという接続部品を使用しているチェストは、組み立て直しは出来ない

IKEAのタンスは、分解・解体後に再組み立てをすると強度が弱くなりやすい

IKEAのカムロックネジを使用しているワードローブは、組み立て直しが可能

引越し業者は、タンスの分解・解体・組み立てはしてくれるの?

引越しの際に上段と下段に分解可能なタンスやユニット式の大きなタンスは、一度、分解をしてから引越しをすることになります。

またニトリやIKEAのような組み立て式の大きなタンスの場合は、一度、解体をしてから引越しをすることになります。

引越しの際のタンスの分解・解体は、引越し業者でしてもらえるものなの?それとも自分でしないといけないの?

上段と下段に分解可能なタンスやユニット式のタンスは、引越し業者の方でしてもらえますが、IKEAやニトリのような組み立て式のタンスの場合は、引越し業者が解体を断るケースもあります。

以下に詳しく説明をしていきます。

上段と下段に分解可能なタンスとユニット式のタンスは、引越し業者が分解・組み立てをしてくれる

梱包サービスのメリット

上段と下段に分解可能なタンスやユニット式のタンスは、簡単な固定器具を使用しているので、容易に分解可能です。

ですので、引越し業者は、ほとんどの場合が基本料金内でタンスの分解をしてから引越しをしてくれます。

引越し先にタンスを搬入をした後の組み立てに関しては、作業が容易であれば、引越し業者の方で基本料金内でしてもらえる事が多いです。

ただし、自分で組み立てをする場合があったり、組み立てが多少、複雑になる場合は、オプション料金がかかる場合があります。

memo

タンスの組み立て・分解・解体の料金は、引越し業者によって様々なので、見積もりの際にきちんと確認をしておくようにしましょう。

組み立て式のタンスの場合は、引越し業者が解体をしてくれない事が多い

ニトリやIKEAのような組み立て式のタンスで、組立前の状態まで解体をする必要性があるタンスの場合は、引越し業者の方で解体作業をしてもらえない場合が多いです。

なぜならIKEAやニトリの組み立て式のタンスを組立前の状態にまで解体をした場合、再度、組み立てをしたら強度が弱くなってしまう可能性があるからです。

引越し先で組み立てをした際に強度が弱くなってしまってタンスが簡単に壊れてしまう場合があるので、引越し業者は、そのリスクを負いたくない訳です。

自分でタンスを分解・解体したとしても、引越し先で壊れるリスクがある事には変わりはないので、補償はしてもらえない事を了承した上でしか、タンスを運んでもらえないケースが多いです。

ただし、ニトリやIKEAのタンスでも上段と下段に簡単に分解できるタンスであれば、引越し業者の方で分解や組み立てをしてもらえる場合もあります。

引越し業者にニトリやIKEAのタンスの運搬を断られてしまったけど、もしどうしても引越し先にタンスを解体・分解を業者に依頼して運びたい場合は、以下のサービスを確認してみて下さい。

IKEA・ニトリのタンスの解体・分解・組み立て・引越しに対応してもらえる運搬業者・引越し業者は、以下になります。

アップル引越センター

参照:アップル引越センター

アップル引越センターは、IKEAのタンスの分解・組み立てにも対応してもらえますし、他の引越しの荷物もまとめて引越し先に運んでもらうことが可能です。

カグッコシ

参照:カグッコシ

カグッコシは、IKEAやニトリのタンスの解体・組み立てなどに対応してもらえます。

職人引越センター

参照:職人引越センター

職人引越センターでは、IKEAのタンスの分解・引越し・再組み立てサービスの「イケア引越しパック」があります。

引越し業者のタンスの分解・解体の対応

上段と下段に分解可能なタンスは、引越し業者が分解・組み立てをしてくれる

ユニット式のタンスは、引越し業者が分解・組み立てをしてくれる

組み立て式のタンスは、引越し業者が解体をしてくれない事が多い

IKEAのタンスは、引越し業者が断るケースがある

IKEAのタンスを自力で解体した場合、補償をしてもらえない

ニトリ・IKEAのタンスは、専門の家具配送業者に依頼すると良い

洋服タンス・ワードローブの分解方法

参照:Yahoo!ショッピング

高さがあって上段と下段に分解できる洋服タンス・ワードローブは、引越し業者が分解してくれる事が殆どですが、ここでは、自力で上段と下段に分解する方法を紹介させて頂きます。

洋服タンスの上段と下段を分解する流れは、以下になります。

上段と下段に分かれる洋服タンスの分解の流れ

上段と下段を固定しているネジを緩める

上段を引き上げて、上段と下段を分解する

順番に説明をしていきます。

上段と下段を固定しているネジを緩める

参照:Yahoo!ショッピング

タンスの裏側にある上段と下段を固定する補助器具をネジを緩めて取り外します。

上段を引き上げて上段と下段を分解する

参照:Yahoo!ショッピング

タンスの上段を上に引き上げると、上段と下段を簡単に分解が出来ます。

タンスの上段と下段の接続部分は、木ダボで固定されていて、ボンドを使用していなければ、容易に分解が可能です。

整理タンスの分解方法

参照:ムービングエス

整理タンスの場合も高さがあって上段と下段に分解出来るタンスは、引越し業者の方で分解をしてもらう事が多いですが、ここでは自力で整理タンスを分解する方法を紹介させて頂きます。

整理タンスの上段と下段の分解の流れは、以下になります。

整理タンスの分解の流れ

引き出しを取り出す

上段と下段を固定しているネジを緩める

上段を引き上げて、上段と下段を分解する

順番に説明をしていきます。

引き出しを外す

参照:ムービングエス

上記画像のような上下に分解出来る整理ダンスの場合は、真ん中の高さにある引き出し取り外します。

固定しているネジを外して上段と下段を分解する

参照:ムービングエス

タンスの上段と下段を固定しているネジを外すことで、上段と下段に簡単に分解する事が出来ます。

このように上段と下段に分解出来るタイプのタンスは、比較的容易に分解が可能です。

組み立て式のタンスの解体方法

参照:IKEA

上記画像のIKEAの洋服タンス(ワードローブ)の場合は、上段と下段に分解出来ません。

IKEAの洋服タンス・ワードローブのように高さが200cm前後ある組み立て式タンスの場合は、引越しの際に一つ一つの部品を解体してから引越しをする必要があります。

IKEAの組み立て式タンスの場合は、引越し業者によっては、解体してもらえる業者もあれば、対応してくれない業者もあるので、ここでは、自力でIKEAのワードローブを解体する方法を紹介させて頂きます。

IKEAの組み立て式タンス・ワードローブの解体の流れは、以下になります。

組み立て式タンスの解体の流れ

扉を外す

全ての引き出しを取り出す

引き出しのレールを取り外す

細かな部品を取り外す

背板を取り外す

横板を取り外す

細かく板状にしてまとめておく

順番に説明をしていきます。

扉を外す

参照:カグッコシ

まずは、扉を全て外します。

扉は、扉ヒンジ(蝶番)という器具で固定されています。

参照:YouTube

扉ヒンジ(蝶番)は、上記画像のようにプレートを親指と人差し指で抑えながら手前に引っ張ると、意外と簡単に外れます。

細かな方法については、下記動画を参考にして下さい。

全ての引き出しを取り出す

参照:カグッコシ

全ての引き出しを取り出します。

引き出しのレールを取り外す

参照:YouTube

ドライバーを使って引き出しのレールを取り外します。

引越し先で再度、組み立て直す事を考慮して、レールがついていた場所を写真で残しておくか、養生テープを貼り付けて印を残しておくと良いです。

細かな部品を取り外す

参照:カグッコシ

細かな部品を取り外します。

背板を取り外す

参照:カグッコシ

背板側を上にして寝かせます。

参照:カグッコシ

背板を固定している釘を一つ一つ抜いていき、背板を取り外します。

コツとしては、バールが釘の頭を深く引っ掛けられるように、ハンマーをつかってバールを叩きます。

釘の頭を引っ掛けられたら、テコの原理を応用して、釘を抜いていきます。

背板を固定している釘を全て抜くことが出来たら、背板を取り外します。

横板を取り外す

参照:循環ライフ

横板を取り外します。

上記画像のようにネジの部分(カムロックネジ)をマイナスドライバーで180度回転させて緩めます。

参照:循環ライフ

カムロックネジを緩めると、手で板を引っ張ると横板を取外すことが出来ます。

カムロックネジを緩めて、横板を取り外す方法に関しては、下記動画も参考にしてみて下さい。

引越しの際にカムロックネジを完全に取り外す場合は、下記動画を参考にしてみて下さい。

細かく板状にしてまとめておく

参照:マシャ店長のイケア大好き

最終は、上記画像のようにパーツや板が一つ一つになるまで細かく解体して分けておきます。

そうすることで、引越し業者さんは、引越しの際にIKEAの組み立て式のタンス・ワードローブを運んでくれます。

解体したタンス・ワードローブの梱包に関しては、殆どの場合は、引越し業者の方でしてもらえますが、見積もりの際に事前に梱包をきちんとしてもらえるか?確認をしておきましょう。

IKEAのワードローブの解体は、自力でするのは、なかなか大変そうだね。

IKEAのタンスの解体・組み立ては、大変な場合は、料金はかかりますが、アップル引越センター、カグッコシ、職人引越センターに依頼すると良いですよ。

IKEAの組み立て式のタンス・ワードローブの解体方法については、以下の動画も参考にしてみて下さい。

解体する時にカムロックネジや木ダボなどが壊れてしまった場合は、IKEAに行けば、無料でパーツをもらえます。

タンスの運び方

引越しの際にタンスを運ぶのは、引越し業者にしてもらいますが、ここでは、自力でタンスを搬入・搬出する際の運び方を紹介します。

タンスを運ぶ場合は、事前に「搬出経路、搬入経路を確認する」「タンスの中身を取り出しておく」「タンスを分解・解体する」などの必要に応じた事をしておきましょう。

ここでは、「搬出経路、搬入経路を確認する」「タンスの中身を取り出しておく」「タンスを分解・解体する」などの必要に応じた手順を終えてからの内容を紹介させて頂きます。

タンスを梱包する

参照:ファイン引越サービス

基本的には、タンスの梱包は、引越し業者が全てしてくれますので、自分ですることは、タンスの中身の衣類などを全て出しておく事です。

自分でタンスの梱包をする場合は、専用の梱包資材や毛布などでタンスを包み紐で固定します。

階段、廊下などを養生をする

タンスを運ぶ際は、階段や廊下をキルティング材や毛布、ダンボールなどで養生しておくのも重要です。

例えば、廊下の曲がり角でタンスを方向転換する際に傷をつけてしまったり、タンスを階段の上に置く際に少し引きずってしまってタンスを傷つけてしまう場合などがあります。

特にタンスが分解出来なくて、階段や廊下の幅ギリギリで搬入・搬出する場合は、階段や廊下を傷つけないように養生すると良いです。

タンスは2人以上で持ち運ぶ

タンスは、軽いものもありますが、一人で持ち上げるとなると、無理をして腰を痛めてしまったり、タンスを引きずってしまう場合があります。

ですので、無理をせず2人で持ち運ぶようにしましょう。

エレベーター部分のタンスの運び方

小さく奥行の狭いエレベーターの場合は、タンスを立てた状態で対角線上に斜めにする事でエレベーターの中に収めて運ぶことが出来ます。

玄関部分のタンスの運び方

マンションやアパートでは、玄関前の共有スペースの幅が狭い場合があるので、タンスを運ぶ際は、回転させながら壁にぶつけないように慎重に運んでいきます。

廊下の曲がり角のタンスの運び方

廊下の曲がり角を通す際、大きなタンスの場合、まずタンスを立ててみます。

タンスを立ててみたら、今度は、タンスを立てたままで、曲がり角に対してタンスを回転させながら移動していきます。

すると、曲がり角に対してタンスが通れるようになります。

階段のタンスの運び方

タンスを2階に搬入する場合は、階段が大変な場所の一つです。

タンスは、階段面に合わせて斜めに倒し、2人で上と下に分かれて持ち運びます。

タンスを持ち運ぶ際に足を踏み外す事が無いように一段一段、慎重に持ち運ぶようにしましょう。

階段の踊り場部分では、タンスを一旦、立てて、回転させて階段の壁に当たらないように気をつけて持ち運びます。

タンスの運び方のポイント

タンスを梱包する

階段、廊下などを養生をする

タンスは2人以上で持ち運ぶ

エレベーターの奥行が狭い場合は、タンスを対角線上にして入れる

玄関部分は、タンスを回転させて入れる

廊下の曲がり角は、タンスを立てて、回転させて運ぶ

階段部分は、階段面に対して水平にタンスを倒して運ぶ

階段の踊り場部分は、タンスを立てて回転させて運ぶ

タンスが分解・解体が出来なくて入らない・搬入出来ない場合の対処法

タンスで分解・解体せずに引越し先の玄関・階段・廊下などから入らない場合は、どうしたら良いの?

引越し業者にクレーンによる吊り上げ作業や人力による手吊り作業をしてもらうという方法があります。

引越し業者は、タンスを運ぶだけでなく、タンスの吊り上げ作業も請け負ってもらえます。

参照:プレミアムストレージサービス

クレーン車やユニック車を使って2階のベランダや窓から搬入したり、専用のロープなどを使って人力でタンスを2階の部屋の窓から搬入することで、分解できない大きなタンスを搬入する事が可能です。

タンスのクレーン・ユニック車・昇降機による吊り上げ作業、人力による手吊り作業に関しては、下記記事をご確認下さい。

タンスの分解・解体・引越し料金の格安業者の見つけ方

タンスのみの引越しであったり、タンスの分解・解体・組み立てを引越しの際に業者に全てしてもらいたい場合であったり、ユニット式や組み立て式のタンスの引越しの場合は、どのような引越し業者に依頼すれば良いのでしょうか?

引越し業者によっては、タンスの分解を無料で対応してくれる業者もありますし、IKEAのタンス・ワードローブの引越しは、断る業者もあったりします。

また引越し業者によっては、タンスの分解の追加料金がかかったり、タンスの吊り上げが必要になった際に料金が高く設定される場合があります。

つまり、タンスの引越しと言っても、分解や組み立てが必要なのか?吊り上げが必要なのか?IKEAのタンスなのか?などの状況によって、引越し業者の対応も違いが出てきますし、タンスの引越し料金にも違いが出てきます。

タンスの引越しの置かれている状況によって最適で格安な引越し業者を探すには、一社のみに相談したり、見積もりを依頼するよりも複数社に相談したり、相見積もりを取ることが大切です。

最低3社以上に相談や見積もりを取る

タンスの引越しを状況に合わせて最適な業者に依頼したり、引越し費用を安く抑えたいなら、最低3社以上に相談したり、相見積もりを取った方が良いです。

引越し料金というのは、定価というものがなく、複数の引越し業者から相見積もりを取ることで、値引き交渉が出来たり、業者間の価格競争が起こり、費用が安くなることが普通にあります。

また、タンスの分解やタンスの吊り上げなども必要であれば、尚更、3社以上に相談して、安心して依頼できそうな業者を比較して選ぶ事も大切です。

複数の業者に相談したり、見積もりを依頼すると言っても、インターネットで一つ一つ探すのも面倒だし、一つ一つの業者に建物の状況やタンスの大きさなどを伝えるのも面倒だね。

複数の業者に見積もりを依頼する手間を省いてくれる便利なサービスが実はあります。

引越し一括見積もりサイトを利用する

引越し一括見積もりサイトは、複数の引越し業者に1度の簡単な情報入力で、最大で10社からの見積もりを無料で取ることができます。

また、あなたの地域のタンスの分解・組み立てを含んだ引越しやタンスの吊り上げを請け負ってくれる業者を引越し一括見積もりサイトを利用すると、簡単に見つけることができます。

引越し一括見積もりサイトには、100社~200社位の引越し業者が登録しているので、タンスの引越しが安くなりやすい引越し業者を見つけることも容易です。

さらには、引越し一括見積もりサイトに登録している引越し業者間で価格競争も起こりやすいく、値引き交渉も応じてもらいやすくなります。

このように、引越し一括見積もりサイトを利用することによって、タンスの引越しを安く請け負ってくれる業者を簡単に見つけることが可能です。

引越し一括見積もりサイトを利用するメリット

一度の情報入力で最大10社の見積もり金額が分かる

あなたの地域のタンスの引越しを請け負ってくれる業者が簡単に見つかる

価格競争が起こり、値引き交渉にも応じてもらいやすい

一番安い業者が見つかりやすい

タンスの分解・解体・引越しにオススメの一括見積もりサイト2選!

タンスの分解・解体・引越し料金の見積もりの取り方


後ほど紹介する引越し一括見積もりサイトにアクセスしたら、上記画像のタンスの部分の該当するタンスの大きさの部分に「1」と入力しましょう。

備考欄に「タンスを分解してから引越し」などと入力をしましょう。

以下にタンスの分解・解体・引越しの見積もりを取る際にオススメの引越し一括見積もりサイトを紹介します。

オススメ1位 引越し侍

引越し侍の特徴

引越し業者の提携数が業界No1なので一番安い引越し業者を見つけやすい!
最大10社の見積もりが可能!
引越し料金が最大で50%安くなることもある!

テレビでも有名な引越し見積もりサイト!
たった50秒で見積もりが完了し、5万円以上お得に引越ししたい方は、引越し侍がオススメ!
引越し侍なら一番安い引越し業者を見つけられます。

>引越し侍の無料一括見積もりはこちら

オススメ2位 SUUMO引越し

SUUMO引越しの特徴

電話番号の入力が必要ない唯一の見積もりサイト!
しつこい営業電話がいっさいない!
メールだけで引越し業者とやり取りできる!

見積もりの際にしつこい電話営業が嫌な方。
電話よりもメールだけでやり取りをしたい方にオススメ。
たった30秒で引越しの見積もりが可能です。

>SUUMOの電話営業なし引越し無料見積もりはこちら

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